葬儀ディレクターとして、仕事の面白さやどんな思いで仕事に
向き合っているかを3名でざっくばらんに話してもらいました。
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社長
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酒井さん2012年入社
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仲泉さん2015年入社
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北川さん2013年入社
最初の印象は?
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仲泉さん 会社の雰囲気がとても良く、上司と部下の距離が近いなと感じました。前職は大きな会社で、上司と話す機会もほとんどなく、社長は芸能人みたいに遠い存在で、言葉を交わすこともありませんでした。
でもここでは日常的に声をかけてもらえるし、相談しやすい環境があるのが安心でしたね。 -
酒井さん 私は「葬儀=暗い仕事」というイメージを持っていました。
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社長 業界的にそう思う人は多いですね。でも実際に中に入ってみると、その印象は大きく変わるはずです。
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北川さん ええ、私もです。高卒・未経験で入社したので最初は不安でしたが、社内はとても明るくて温かい雰囲気でした。想像以上に居心地がよくて驚きました。
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社長 皆さん、最初は少なからず不安を抱えて来られます。でも「思っていたより温かい職場だった」という声をよく聞きます。それが天祥閣の特徴かもしれませんね。
働き始めて感じたギャップは?
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社長 さっきのお話を聞いていても、最初からギャップがありますよね。「暗い仕事だと思っていた」というイメージから入ってきているので。
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仲泉さん 同業からの転職だったので、大きなギャップはありませんでした。地域ごとの風習ややり方の違いは多少ありますが、大きな問題ではなかったです。
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北川さん 私は他業種からの転職です。もっと落ち着いて仕事ができると思っていたのですが、実際にはやることが多くて、1日があっという間に過ぎます。慣れるまでは正直バタバタしていましたね。
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酒井さん 本当にそうですね。私も当初は「葬儀の進行が中心の仕事」だと思っていました。でも実際には準備や裏方の業務が多く、チームで分担しながら進めていくことに驚きました。
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社長 想像以上に業務は幅広いんです。そこに驚かれる方は多いですが、その分、いろいろな経験を積める環境でもあります。学びの機会もきちんと用意していますし、細部にまで気を配るのがこの仕事。BGMの準備まで任されることがあって、「ここまでやるんだ」と驚かれることもありますね。
天祥閣らしさを感じる瞬間
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社長 役割分担はありますが、それぞれが自分の仕事だけをして終わりではなく、全員で一つの方向に向かっているところに「天祥閣らしさ」があると思います。
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酒井さん 確かに。葬儀は一人ではできません。
困っている人がいれば自然に誰かがフォローに入る雰囲気がありますよね。 -
北川さん ええ。助け合う空気が自然にあるのは心強いです。
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社長 それと、規模が大きくない分、社員と社長の距離も近い。
社長室のドアはいつも開けていますから、気軽に声をかけてもらえるようにしています。 -
仲泉さん その安心感は大きいですね。
働きやすさを支える制度
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仲泉さん 一番ありがたかったのは育休です。男性でも取れるので助かりました。
子どもがいるので「土日は休みたい」という希望も柔軟に調整してもらえて、家庭と両立しやすいです。 -
酒井さん 休みは取りやすいですよね。普通の土日休みの会社よりも、自分の予定に合わせやすいと思います。
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社長 この業界で「年間120日休み」というのは難しいんですが、同業と比べると休みは多い方です。
分業制を導入したことで調整もしやすくなりました。 -
北川さん 有給も取りやすいです。半休も気軽に使えますし、20日間フルに使う人もいます。
他社では「取りづらい」と聞きますけど、ここは本当にありがたい環境です。 -
社長 家庭やプライベートと両立できる環境を整えることが、長く安心して働ける会社につながると思っています。
やりがいについて
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仲泉さん やっぱり「ありがとう」と言っていただける瞬間です。
ご遺族から名前を挙げていただけることもあり、その時は大きなやりがいを感じます。 -
北川さん 私も同じです。特にご事情が大変なお客様を担当したときに「助かりました」と言っていただけると、この仕事をしていてよかったと実感します。ペアで組む仲泉さんが褒められると、自分のことのように嬉しいです。
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酒井さん 私は祖母の葬儀を担当したときが一番心に残っています。式のあと、親戚から「孫にやってもらえて喜んでるよ」と言ってもらえて…胸が熱くなりました。多くのご葬儀に携わってきましたが、自分の家族を送り出した経験は一生の思い出ですし、この仕事の意味を改めて感じた瞬間でした。
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社長 どのお話も胸に響きますね。やはり「ありがとう」と言っていただけることが、みんなの大きな力になっているのだと思います。
どんな人が向いている?
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社長 やっぱり「人が好きな人」ですね。最後まで責任を持ってやりきれる人に向いている仕事です。
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北川さん 人と話すのが得意じゃなくても大丈夫です。イメージとしては「イベントの実行委員」みたいに段取りを考えて形にしていくのが好きな人なら合うと思います。
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酒井さん 確かに。必ずしも社交的である必要はなくて、それぞれの得意を活かせる環境ですよね。
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社長 同業経験者はもちろん歓迎ですが、未経験でも全然問題ありません。
基本を学んだ上で、自分の得意分野を活かせれば、それがそのままやりがいにつながります。
成長を感じた瞬間
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仲泉さん ご遺体の処置ができるようになった時です。前職でも経験はありましたが、ここでより高いレベルで対応できるようになり、自分の成長を実感しました。
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北川さん 私は「人と関わる力」がついたことです。もともと接客には興味がなかったのですが、今ではアルバイトさんのシフト調整なども任されるようになりました。以前の自分からすると信じられない変化です。
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酒井さん 私は人前で話すのが苦手でしたが、この仕事を通じて自然と話せるようになりました。
初対面のお客様とも落ち着いて会話できるようになったのは大きな成長だと思います。 -
社長 それぞれ違う形で成長を実感しているのが素晴らしいですね。環境が人を育てている証拠だと思います。
会社が大切にしていること
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社長 一件一件の葬儀にしっかり向き合い、ご遺族に寄り添うことです。
流れ作業のように見られがちですが、そうじゃなくて「ここに頼んでよかった」と思っていただける存在でいたい。近いから、安いから、ではなく「天祥閣にお願いしたい」と選ばれる会社を目指しています。 -
北川さん 「お願いしてよかった」と思っていただけること、それが一番大切ですね。
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社長 そうですね。その積み重ねが信頼につながりますから。
これからの業界について
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社長 葬儀はこれからもっと多様化していくと思います。家族だけで済ませたいとか、宗教色をなくしたいという声も増えています。でも、お別れは残された人にとっても大切な節目。人とのつながりを断ち切るんじゃなくて、ちゃんと受け継いでいける場にしてほしいですね。
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酒井さん 確かに、送り出す人だけでなく残された人のための場でもありますね。
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社長 ええ、だからこそ大切にしていきたいんです。
今後の会社の方向性
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社長 昔は地域でほぼ独占状態でしたが、今は葬儀社が増えてお客様が選べる時代です。
だからこそ「天祥閣だからお願いしたい」と選ばれる会社になりたい。
地域で一番信頼される存在を目指して、一つひとつの葬儀を丁寧に積み重ねていきます。 -
仲泉さん 「ここにお願いしたい」と選ばれるように、日々の仕事を大切にしていきたいですね。
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社長 その気持ちを全員が持ち続けることが大切です。
未来の仲間へのメッセージ
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仲泉さん 未経験でも経験者でも大丈夫です。私も経験者として入社しましたが、天祥閣ならではのやり方があり、一から丁寧に教えていただきました。そのおかげで安心して成長できました。
葬儀の仕事は難しそうに見えますが、構えずに一歩を踏み出してみてほしいです。 -
酒井さん 最初は不安もあると思います。でも、先輩や同僚がしっかりサポートしますし、葬儀担当だけじゃなく企画やデジタル業務、裏方の仕事など役割はたくさんあります。必ず自分に合う仕事が見つかると思います。
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北川さん 私は高卒で、完全な未経験からのスタートでした。最初は本当に何もわからなくて、不安だらけでしたけど、それでも先輩たちが支えてくれて、ここまで10年以上続けてこられました。
だから、未経験の方でも安心して挑戦してもらえたらと思います。 -
社長 この仕事は大変なこともありますが、それ以上にやりがいがあります。大切なのは経験よりも「人に寄り添いたい」という気持ちです。その気持ちがあれば、私たちが全力でサポートします。